人の個性・特性は何処で決まるのか。
様々な考え方がありますが、心理学的には“何処の五感を使っているのか”を観る場合が多いです。
感じる人なのか、聞く人なのか、見る人なのか等々で判断します。
言い換えれば、“何処から情報を得ているのか”が重要な要素となります。
また、“誰に視点があるのか、誰のために頑張っているのか”という視点も大切な要素です。
前者を判断基準、後者を行動基準と呼びます。
この2つが個性・特性を決める要素となります。
判断基準
人が物事を判断する際に使う感覚(機能)があります。
一般的には五感と呼ばれていますが、それは大きく3つに分類されます。
3つに分類されたものを「判断基準」と呼びます。
- 視感覚 :視覚から情報を得る、考える事が好き、冷静な判断力
- 体感覚 :感覚で情報を得る、元気で感情豊か、行動力
- 聴感覚 :聴覚から情報を得る、コミュニケーション能力が高い
何処の感覚が優位かで、その人の個性が決まります。
視覚優位の方は人を見た目やビジュアルで覚え、聴覚優位な方は名前や声で覚えます。
それぞれの個性に合ったコミュニケーションや適性・適職等が出て来ます。
ここでのミスマッチが多くのストレスの原因となる事が多いのです。
行動基準
視点が誰にあるのか、行動の基準は何処にあるのかを「行動基準」と呼びます。
3つあって、何処にあるのかで、主体性やモティベーションが変わって来ます。
- 自分軸:視点が自分にある
- 相手軸:視点が目の前の相手にある
- 社会軸:視点が社会やみんなにある
自分の為に頑張るのか、目の前の相手の為なのか、みんなの為なのか、で行動や仕事の動機付けが全く違って来ます。
視点が相手にあって自分にない人が一生懸命に自分を出す事や自分探しをしても、なかなか出来ません。
相手の為に何が出来るのかが原動力であり、それを行う事が自分を出す事に繋がって行きます。
そこを取り違えて自分を見失っている人が多くいます。
本来自分が持っている視点や動機を理解する事は、とっても大切な事なのです。
声紋分析(VPA)は、この判断基準と行動基準それぞれに対応する色を定義して、その色の強度を観ることで個性・特性を観ていきます。